ついついアップロードを忘れてしまうので、 算数 社会 小学6年 東京書籍(株) NEW HORIZON Elementary English Course 6. 上p23 4. お正月があ, 前回は、たし算のプリントでしたので、 新(算数)教科書を分析する~わくわく算数1~6(啓林館)をもとに~0.はじめに次年度より、小学校ではついに新学習指導要領が完全実施される。それに伴い、教科書も従来までの教科書から新教科書(2020年度用小学校教科書)に変わることになる。 大阪市では、次年度より教育委員会を4ブロック制に、それぞれを第一地区~第四地区としたうえで、各校の実践も進められていく。つまり、それぞれの地区において使う教科書が違うのだ。自分が所属する学校は、大阪市の淀川区に所在する。淀川区は大阪市第一地区に該当し、算数科の教科書は、啓林館を扱うこととしている。ちなみに、第二地区、第三地区は日本文教出版の教科書を、第四地区は東京書籍の教科書を扱うこととしている。 それぞれの教科書の是非はここでは述べず、本稿では、大阪市第一地区で扱われる「啓林館出版 わくわく算数1~6」の内容を分析したい。なお、算数科において他社の教科書を比較することは、教材研究において大いに有効であるため、今後、教科書比較を行い、それぞれの教科書の特色を別稿にまとめることする。, 1.学びがつながる、わくわく算数 “45495”。この数はいったい何を表しているのだろうか。こうすると、すこしその意味が見えてくるかもしれない。”45495”分。勘のいい人はお気づきかもしれない。そう、この数は6年間の算数の授業時間(授業1時間を45分として計算)を表している。”45495”という数がそのような数だといわれても、まだ実感がわかない方も多いだろう。この数を、授業回数として置き換えてみると、実に1011回もあることになる。これだけの時間をかけて子どもたちは小学校で算数を学習する。 さて、このように春に入学した1年生が、6年生になって卒業するまで、1011回もの授業が行われるわけだが、私たち一人ひとりの教師が、6年間で身につけたい力はいったい何であろうか。小学校では、分数の計算をしたり、三角形の面積を求めたりといった学習を行うが、そのような単なる算数の知識や技能だけを身につけるのが算数とはいえない。6年間の学習を通して本当に身につけてほしいのは、「これからの社会を生き抜く基礎となる力。」それは例えば、無批判にすべての情報を鵜呑みにするのではなく、すこし立ち止まって判断できる人になってほしい。また、新しい問題に出会ったときにすぐにあきらめるのではなく、これまでの問題と似ているところを手掛かりに、問題を解決できる人になってほしい。これからの社会を生き抜くというと、遠い話に思えるかもしれないが、小学校の算数で身につけたことはたしかに未来につながっていく。入学前からのつながり。卒業後へのつながり。日々の学習のつながり。 今回、わくわく算数は「学びのつながり」を大切に、内容を大きく見直した。最終的には、「これからの社会を生き抜く力」を身につけてほしい。けれども、毎日の学習では、つまずきの原因を取り除いて丁寧に。6年間の学びのつながりが、一人ひとりの成長を支えるのである。, 2.編集の基本方針 啓林館わくわく算数、編集委員長である清水 静海(帝京大学教授)は、以下のような方針を掲げている。 ①生活していく上で、基礎となる数学的知識・技能を習得できる教科書 ②筋道を立てて考える能力を育て、ものごとを合理的に処理する力をつけることができ  る教科書 ③新しいものごとを理解し、創造する能力と主体的に学習する態度を養うことができる  教科書 これからの社会では、グローバル化の進展や継続的な技術革新などによって変化が加速することが予測されている。そして、そのような環境の中を生き抜いていくためには、社会の変化に対応するとともに、社会をよりよく変えていくことが求められる。教育においても、人間ならではの強みを活かして、価値ある新たなものを生み出す資質・能力を育成することが必要とされ、習得・活用・探究という従来の教育観に加え、自立と協働による「創造」の重要性も強調されている。 「わくわく算数」では、このような教育の方向を踏まえ、 「自立」:自ら問題を見つけ、見通しをもって解決へと向かう学び 「協働」:他者と考えを共有し、よりよい解決へと高め合う学びを重視し、「主体的・対話的で深い学びを実現するための授業づくり」を提案している。また、TIMSSやPISAといった国際調査、全国学力・学習状況調査などの結果から見えてくる課題にも真摯に向き合って編集を行った。 さらに今回、「わくわく算数」は、すべての子どもたちと教師が算数を学ぶ楽しさや算数のよさに触れられるように、「学びやすく教えやすい教科書」をコンセプトに大きく改訂が行われた。 こうした方針をもとに編集された「わくわく算数」には、算数を学ぶ子どもたちが、これからの社会を生き抜いていく力を確かに、そして、豊かに身につけてくれることが願いとして込められている。, 3.教科書の構成 巻頭に「学びのナビゲーション」、巻末に「学びのサポート」を設け、より学びやすく教えやすい教科書が目指されている。活用の内容は「わくわく算数ひろば」として学期末にまとめ、扱いやすくしている。 巻頭にある「学びのナビゲーション」は、4月の授業開きをスムーズに、ていねいに行うことを目指している。問題解決学習の流れからノート指導や板書まで、まとめて参照できるようになっている。 教科書単元では、「学習の入り口⇒いつもの学習⇒練習⇒学習の出口」という流れが示されている。学習の入り口や出口がわかりやすく書かれていることは特筆すべきであろう。 学期末には、「わくわく算数ひろば」という様々な活用問題や思考力問題で構成された特設コーナーを扱うことをすすめている。 巻末には、配当時間外ではあるが、「学びのサポート」として、新しい学習に入る前のレディネスチェックや、習熟度別の補充問題など、個に応じたサポートが用意されている。 ここまで、簡単にではあるが教科書の構成について述べてきた。ここからは、実際に教科書を用いてどのような学びが想定されているのか、「学びのステップ」を見ていきたい。, 4.学びのステップ 「学びのステップ1・・・丁寧なスタートで、学びやすく教えやすい」 ①板書やノートで、学びが見える授業開き  具体的には、板書と連動した学習の進め方で、児童も教師も授業のイメージが持てるように工夫されている。各学年の第1時には学び方のフローとノート例が設けられていることも特筆すべき点であろう。, ②新1年生が安心して学べるスタートカリキュラム  算数の学習はゼロからのスタートではなく、幼児期の体験がつながっている。子どもたちが安心して学校生活をスタートできるように内容も用紙も工夫されている。具体的には、幼児期の体験を思い出し、算数の素地につなげる「あそびがつながるうれしいな」、小学校算数の導入部分として、期待感を高める「どきどきがっこう」、生活場面をもとに、徐々に算数の学習に慣れる「かずとすうじ」といったそれぞれの特設ページがある。, ③毎単元使えるレディネスチェック  巻末の「じゅんび」コーナーが基本的にすべての単元で設けられており、QRコンテンツも用意されている。じゅんびのQRコンテンツは、家庭学習にも便利である。, 「学びのステップ2・・・見方・考え方が働く展開で、学びが深まる」 ④主体的に取り組める毎日の学習  新しい学習を始めるときに、既習事項や日常の問題から学びをつなげていけるように、単元とびらが設けられている。また、めあてをすべての時間に例示し、めあてにつながる子どもたちの主体的な考えや気づき(見通しや課題発見)を学びのめばえ☘マークで強調している。具体的な学習展開として、問題⇒学びのめばえ⇒本時のめあて・・・という展開が想定されている。  ⑤問題解決のプロセスが見える思考法単元  思考法単元として、・図を使って考えよう、・表を使って考えようなどの単元がある。こうした子どもたちの思考力を育む思考法単元についても、一般の単元と同じように「学びのめばえ」や「めあて」を設けて、扱いやすくしている。具体的には考え方のプロセスを丁寧に示したり、板書やノート例も掲載し、図の書きかたを丁寧に扱っていたりする。  また、タイトルも見直し、学習の目的がよりわかりやすいように工夫されている。子どもキャラの発言も適宜ちりばめられており、着目すべきポイントをわかりやすくするといった工夫もされている。, ⑥個に合わせた学びが実現できる巻末オプション  2~6年巻末に「学びのサポート」のページがある。そこでは、「じゅんび」、「もっと練習」、「算数資料集」といった項目がある。  「もっと練習」は、2段階の問題を設定し、習熟度別学習にも対応している。  「算数資料集」には、説明の仕方や図の書き方など、必要に応じて確認したい大切な情報がまとまって収録されている。, ⑦学びがより深まる単元の出口  一部の単元の終盤には「自分の力で」というコーナーを設け、既習事項をもとに主体的に新たな学びに向かう姿勢がはぐくめるようになっている。  また、単元末には「学びのまとめ」として、・たしかめよう、・ふりかえろう、・やってみようの学びを深める3ステップが設けられている。啓林館が想定している「学びのまとめ」は、「たしかめよう⇒ふりかえろう⇒やってみよう」というフローになっていることがわかる。, 「学びのステップ3・・・様々なコーナーで、学びが定着する」 ⑧学びがいきて身につく活用ページ  学期末に「わくわく算数ひろば」を設定し、従来は学期途中にバラバラに登場していた 活用単元を学期末にまとめ、学習内容の定着を図っている。「わくわく算数ひろば」の内容は、「どんな計算になるのかな」「買えますか?買えませんか?」「見積りを使って」「みらいへのつばさ」「算数の自由研究」「算数ラボ」など、多岐にわたっている。  また、プログラミングは、5・6年生の算数ラボを中心に扱っている。各学校のICTの利用状況に応じて、選べるコンテンツが用意されている。なお、プログラミング的思考についての素地を育む内容は、各学年にちりばめられており、そうしたプログラミング的思考を意識したい箇所には、Pマークがついている。   ⑨つまずきに対応した復習・学年の総復習  「復習」や「もうすぐ○年生」のコーナーでは、全国学力調査などで正答率の低かった問題を扱い、★マークをつけることで、意識して取り組めるようになっている。, ⑩社会への活用を実感できる6年の学年末  キャリア教育の一環として、算数が様々な職業につながっていることが実感できる内容を紹介している。ここで取り上げられているテーマは、「アート」・「音楽」・「スポーツ」・「化石」・「お菓子」の5つである。, 以上、ここまで学びのステップとして、啓林館の新教科書において想定される学習段階についてみてきた。次は、啓林館の新教科書の特集についてみていくこととする。, 5.特集 ①統計「統計的な問題解決力の育成を目指して」  統計の学習を通してみにつけたい力は次の二つである。  ①目的に応じて表やグラフをつかってわかりやすく適切に表現する力  ②表やグラフといっいた統計データから、特徴を読み取って結論を考察する力  こうした身に付けたい力を念頭に、本書では、統計的な問題解決のプロセス(PPDAC)を意識した紙面構成で、自然にPPDACのプロセスに沿って学習に取り組めるようにしている。, ②割合「割合のつまずきを解消することを目指して」  割合の系統におけるポイントについては従来までにいくらかの誤解があったことはたしかであろう。それゆえに子どもたちもまた苦しめられてきたのだが、ここでは、これまでの誤解と、本書におけるつまずきの解消を目指した整理や意図を確認したい。  ×「いつも出てきた順にかけたりわったりしてしまう」  ⇒第3学年から「aのb倍がc」という倍関係を基本にした系統的な学習を組み立てている。  ×「いつも大きいほうの数を小さいほうの数でわってしまう」  ⇒第5学年では1より小さい小数の乗除におけるつまずきの解消を図っている。  これ以外にも数量の倍関係(問題の文脈)を正しく把握する技能が身につくように割合の系統を組み立てなおし、各学年の紙面展開も見直すこととした。  具体的には、第3学年において、割合の3つの用法を1つの単元にまとめ、関係図の書き方を丁寧に扱っている。, ③演算決定にかかわる図の系統(テープ図、線分図、数直線図、関係図) 本書では、第1学年(数図ブロック)から第2学年(テープ図)、第3学年(線分図)と、具体的な操作を図的に表現していく過程を丁寧に示している。  第3学年からは、数量関係に着目して、演算等を考えていくことができるようにしてい る。数量関係の主なものとしては、次のような3つがある。   関係①:異種の2量の関係(比例) 関係②:同種の2量の関係(倍・割合)   関係③:全体と部分の関係(割合)  どの場合でも、問題文から「aのb倍がc」という文脈を読み取ることが大変重要であ るため、それを表す関係図を第3学年から一貫して扱っている。また、数量の大きさを表 した図も問題に即して扱っている。関係①:数直線を2本並べた図(数直線図)関係②:数直線とテープをならべた図関係③:線分図  ここまで、本書の特集についてみてきたが、ここからは、各学年の特色を見ていくこととする。, 6.各学年の特色 ①1年の特色  「たし算(2)」や「ひき算(2)」では、発問や子どもの発言を詳しく示して、取り組むべき数学的活動をわかりやすくしている。また、「なんじなんぷん」では、にがてな子どもの多い時計の読み方の手順を丁寧に記載している。それから、巻末には助数詞の一覧「かぞえかた」をより充実させている。子どもたちに身近な学校場面での数え方を取り上げているため、使いやすくなっている。さらに、「大きい数」<100までのかず>では、100までの数表が扱われているが、数が1から始まっている。一般的に0から始まる数表は、十進位取り記数法を重視しており、十の位が同じ数を横に並べたもので、桁数の違いにも着目しやすいものといえる。一方、啓林館では、0からではなく1から始まる数表を採用している。1年生の段階では、数それ自体を考察することが難しい子どももいるため、具体物と対応させながら丁寧な指導ができるように配慮しているのである。, ②2年の特色  図の使い方やかき方を丁寧に示している。そのため、これ以降の学習でも子どもたち自身が積極的に使えるようになっている。  「かけ算(2)」では、多様な考え方ができる問題を取り上げて、友だちと考えを伝え合い、よりよく解決する態度を育めるようにしている。  また、「分数」では、分数の意味をより丁寧に表している。子どもたちに親しみやすい題材で、3分の1などの割合分数の素地が指導できるようになっている。  そして、啓林館では、くり上がりやくりさがりのある<2位数+(―)1位数>の暗算を意図的に設けている。それは、3年生で46×7のようなひっ算を行うが、その途中に28+4の計算が出てくるためである。この計算をわざわざひっ算でしていては大変である。そのようなことのないように、簡単な計算は念頭で行う必要がある。暗算は、数の系列やまとまりに基づいた処理を含むため、数に対する感覚を豊かにすることにもつながる。, ③3年の特色  「あまりのあるわり算」では、あまりの処理を考える問題の扱いを強化している。そうすることで、目的にあわせて判断する力をいっそう育むことをねらいとしている。  また、<てんびん>の付録を作りやすいものに改良したり、三角形で<色ぼう>の付録を追加したりして、活動の充実と教師の負担軽減を図っている。  続いて、「小数のたし算・ひき算」は、ページ数や配当時間数を増やして、「0.1がいくつ分」の考えを丁寧に扱っている。ひっ算も展開を見直している。  また、「わくわく算数ひろば」には、「買えますか?買えませんか?」の問題を扱っている。これは300円でどれだけ買えるかなど、日常でよく出あう問題には、計算をしなくても見積もって判断できるものがあることを想定して設定している。見積りは、以後の学習でも計算の大きな誤りを防ぐ手立てとなる。1~3年で「買えますか?買えませんか?」、4~6年で「見積りを使って」と、系統的に見積りを学習することで、根拠をもって判断する力を培うことを目指している。, ④4年の特色  「1けたでわるわり算のひっ算」では、ひっ算のアルゴリズムを強調している。手順を明確に示すことで、プログラミング的思考の素地を培うことがねらいだ。  また、「式と計算の順じょ」では、式や図から考え方を読み取って計算法則を見いだすとともに、整数から小数に統合・発展させる見方を扱っている。  それから、「角とその大きさ」では、角の大きさを直接くらべることができる薄紙の付録を用意している。分度器の付録では、予備も用意している。  さらに「わくわく算数ひろば」では、「だれでしょう」のように計算などを含まない文章題を扱っている。ここには、啓林館の「算数・数学の力として、論理的に考える力の育成」を大切にしたいという思いがあらわれている。「だれでしょう」のように、純粋に論理だけを考える問題に取り組むことで、子どもたちの思考力の幅を広げ、考える楽しさを味わえるようにしている。   ⑤5年の特徴  「多角形の内角の和」では、多様な考え方を統合・発展するプロセス(結果の整理・家庭のふりかえり)を示すようにしている。  「小数の乗除」では、意味に基づく積や商の大きさの見積りを丁寧に扱っている。立式・計算・結果の理解が確かなものになるようにという意図である。  「小数の乗除」や「割合」で扱う3つの場面を文・図・式を使って比較することで、問題の本質にせまる見方・考え方を養えるようにしている。  そして、「面積」の学習では、三角形からの導入を行っている。三角形や平行四辺形の面積を求めるためには、底辺とそれに垂直な高さが必要であるので、直角三角形から導入し、直角に着目しやすくしている。また、三角形に分ければ、どんな多角形でも面積を求められるという数学的な見方・考え方を育むためにも、三角形から扱っている。, ⑥6年の特色  「円の面積」では、公式を見いだすときに、図の見方・考え方と、計算の見方・考え方を相互に関連付けて示している。  「割合を使って」では、全体を1とみる見方・考え方に抵抗を感じる子どもがいることを踏まえ、ていねいなプロセスで理解が図れるようになっている。  「場合の数」では、組み合わせが先に扱われている。算数では、場合の数をもとめるとき、表や図を使ってすべての場合を書き出していく。場合の数を初めて学ぶ子どもたちには、書き出す数が少ない組み合わせのほうが簡単に感じられると考え、組み合わせを先に取り上げているのだ。  そして、「比例」には、表やグラフをもとに、決まった数の意味をとらえなおす場面がある。ここで、啓林館では、中学校の変化の割合の見方に触れるようにしている。これは、中学校への接続を意識した工夫であることがわかる。, 7.さいごに ここまで、啓林館「わくわく算数1~6」について、様々な観点で分析してきた。分析してみて強く印象に残っているのは、「連続性を意識した学習段階」、「学習内容相互の関連」「学びのつながり」、こういったことを特に意識して改訂が行われていることがわかる。 ここで述べたこと以外にも各学年の単元一覧表や、観点別特色一覧、指導書やデジタル教科書の紹介など、確認しておかなければならないことがたくさんある。 次年度から、この教科書を用いて実践を行っていくわけだが、まずは教師である自分自身が教科書「を」じっくりと学び、教科書「で」実践ができるよう、がんばりたい。, https://www.facebook.com/profile.php?id=100010627800583.

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